保健所と保健センター、似ているようだけど大きな違いがあります

2種類の行政保健師について

高齢者への介護や子育て支援など保健や福祉の仕事は、ますます重要度が高まっています。 保健師は先頭に立ち人々の健やかな暮らしを守る役割があります。 民間企業や事業所、病院、福祉施設など保健師が仕事をする場所はいろいろです。

中でも最も多いのが<行政保健師>と呼ばれる人たちで都道府県や地方自治体の保健所や保健センターで勤務します。 日本全国で40,000名程度の保健師がいますが、70%から80%は行政保健師です。 ここでは、2種類の行政保健師についてご説明いたします。

ひとつは都道府県が設置した保健所で勤務する保健師です。 もうひとつは地方自治体の保健センターで勤務する保健師です。 基本的な仕事は「地域住民の安全と健康を守る」というスタンスは同じです。 具体的な仕事になると細かい違いが出てきます。

1番目の都道府県が設置した保健所で勤務する保健師について説明しましょう。 その対象は都道府県民になり専門的で広域的な業務を担当します。 難病患者や障がい者への保健サービスや新型ウイルスに対しての危機管理をします。

またその他の地域の地方自治体の保健師や医療機関との連携を促進したり地域の保健師への研修を実施したりまします。 仕事内容が広域的な面が多く、地域にお住まいの住民が如何に安全・安心に暮らせるかを考えています。 統計学や免疫学の研究をしたり管轄内の医療システムの整備なども担当しています。

2番目の市区町村が設置した保健センターで勤務する保健師について説明します。 その対象は市区町村民になり、より一層に地域にお住まいの住民に密着した仕事がメインになります。 新生児や高齢者がいるご家庭を訪問したり健やかに過ごせるように健康診断や健康相談を実施します。

近頃マスコミでも取り上げられている児童虐待の問題なども発生しないように母親の相談相手になるケースもあります。 また他の母親と孤立したりしないようにコミュニケーションをとれる場を設けたりします。

都道府県が設置した保健所で勤務する保健師と比較すると地域のニーズに合わせた業務をフレキシブルにこなすことが必要です。 法律改正で都道府県保健師と市町村保健師の仕事の区別が曖昧になっていて問題化しています。 その都度会議の開催して連携して業務がスムーズに進むように調整しています。

以上、2種類の行政保健師についてご説明いたしました。 現代社会は女性の社会進出や核家族化が進み複雑な世の中になっています。 その影響もあり子育てや介護などを中心に体の悩みのみならず心の悩みも出てきています。

対象としている地域住民の問題点をどのように解決していくのかが大きな課題です。 特に市町村保健師は直接住民と接触するのでデスクワークよりもコミュニケーションワークが中心になります。

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